メダカ稚魚育成

メダカ稚魚育成9週間目 水槽に底面フィルターを導入!備忘録Part9

2020-07-10

メダカ稚魚育成アイキャッチ9

屋外水槽では数え切れなかったメダカ稚魚達も数匹だけ生き残ってます。

そして、今回は屋内のプラケースで育てていた稚魚にもトラブルです。

あまりの衝撃の為、ついに屋内飼育での最終手段を使うことを決意。

引き続きメダカ稚魚を成魚まで飼育をする為の記録です。

現在メダカ稚魚の育成の参考になれば幸いです。

 

屋内飼育のメダカ稚魚がほぼ全滅

500mlのプラケース2つで稚魚を育てていましたが、プラケース1つの稚魚がほとんど全滅です。

生まれて一ヶ月と一週間ぐらいの稚魚でした。

1cmを越えた稚魚10匹が詰めていて、そろそろ手狭になってきたなぁと思っていた矢先のことでした。

いままでの屋内での稚魚飼育時のルーティン

屋内プラケースでの飼育ルーティンはこんな感じでした。

  • 水替えは3分の1の水量を2日に一度
  • 飼育水はグリーンウォーター
  • エサは朝、晩2回 キョーリン「メダカの舞」(ベビー)をつまめる程度

 

メダカ稚魚が半壊した時の様子

稚魚達は普段はプラケース内を自由に泳いでいます。

ある日の朝は10匹すべてが水面に上がってきていました。

「なんだろう、エサのおねだりかな?」

メダカが水面に浮いていると酸欠の可能性があることは知っていましたが、前日水を替えたばかりで十分酸素があると思っていたので様子見してました。

夕方には3匹を除き、他の稚魚達はひっくり返って☆となっていました。

原因は酸欠か水質悪化によるものと思います。

 

底面フィルターでメダカ稚魚の育成環境を作る

今回の事件をふまえ底面フィルターを利用し、十分な水量と酸素、水質を良好に保つ環境をつくることにしました。

底面フィルターとは?

水槽の底砂をフィルターにします。

外付けフィルターのように稚魚やエビが中のポンプに吸い込まれる心配がなく省スペースでもあります。

デメリットもあります。

底面フィルター自体の清掃が容易でない点です。

水槽のリセットに近い作業が必要になります。

底面フィルターの仕組み

水槽の底に空間を作って底砂で層をつくり、その層を通り抜けた水をもう一度水槽内に戻すような感じです。

底砂を通りぬけたゴミのない水をエアーポンプのブクブクで排水口まで押し上げて水槽内に戻します。

底砂にはバクテリアを住み着かせることで、メダカや他の生物のフンや有害物質をこしとり分解させます。

エアーポンプで水を循環させることで酸素も水の中に取り入れます。

底面フィルター仕組み

 

底面フィルター環境に必要な物(30cm程度の水槽目安)

底面フィルター一式
  • エアーポンプ:GEX e-AIR 1000sb
  • 底面フィルターセット:マルチベースフィルターS 
  • ソイル(底砂にする土のようなもの)GEXベストバイオ0.6L
  • ウールマット:なんでも
  • 水槽:GEX 25cm水槽
  • シリコンホース2m
  • 水の逆流防止弁
  • エアー調整器具

GEX製品はホームセンターでも簡単に手にはいりお手頃価格です。

 

底面フィルターを組み立ててみる

底面フィルターの組み立てはとても簡単です。

1.水槽の大きさに合わせてベースフィルター(底に空間をつくるユニット)を組み合わせ、排水口のついた筒をくっつけます。

2.エアーポンプに取り付けるホースと穴の開いた石もセットに付属しているので、筒に通しておきます。

フィルター組み立て

3.水槽に入れておきます。

 

4.GEXのエアーポンプとホースをつなぎます。

GEXのポンプ

『あれ、コンセントまでケーブル届かんぞ!』

ポンプのコンセントが短いので置き場所に少し悩みます。

AC差し込み口近くにポンプを置いておくことでなんとかなりました。

 

ちなみに、GEXのe-AIR 1000SBはエアーの量を調整できない(他の上位モデルはポンプ自体で調整可能)ので、エアー調整器具も追加で取り付けます。

水の逆流防止弁、延長シリコンホースもあわせて追加です。

エアー調整器とホース

 

5.ウールマットをフィルター上にひきます。

フィルター上にマット

 

6.更に、その上に底砂(ソイル)をひきます。

ソイル

 

ソイルをフィルター上にひく

 

7.カルキ抜きした水を入れ、エアレーション開始です。

 

8.バクテリア剤を入れて酸素と水を循環させます。少しだけカキの殻も入れておきます。

底面フィルター完成

いい感じです。

 

メダカ稚魚を底面フィルター環境に移動させる

ニゴリもほとんどなく、水槽はすぐに立ち上がりそうです。

一日エアレーションしてからメダカ稚魚に水合わせします。

稚魚に異常なさそうです。

投入。

稚魚投入

 

まとめ

屋内プラケースのみで稚魚を育成していくと限界がくるようです。

限界が来たときにはすでに遅いことがあるので、卵から稚魚になったら広くて水質を安定させられる環境に移し替えるといった対応したほうがよいです。

底面フィルターは仕組みや必要な道具がよくわからなかったので難しい印象でした。

でも実際、必要な物をそろえてしまえば簡単に作成できることがわかります。

外付けフィルターより交換フィルターを購入しなくてもよい分、ランニングコストも少なくすみます。

今回プラケースでの飼育をやめ、底面フィルターの水槽環境で育成する方向に舵を切ってみました。

引き続き稚魚を大人メダカにすべく育成を続けます。

以上「稚魚育成の為、底面フィルターを導入!メダカ稚魚をうまく成長させる備忘録Part9」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではまた。

 

メダカ稚魚誕生から10週目以降の状況はPart10完結へ続く

 

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