メダカにはいつも粉末のエサをあげています。
とくに不都合はないのですが、もっと、こう、エモノに襲いかかる魚感に欠けるというか、いつも同じエサに飽きて元気を感じないというか。
「また同じエサかー」
「たまにはちがったものが喰いたい」
そんなメダカ達の主張が聞こえてくるようです。
そこで生き餌を与えてみたいと調べていくと、メダカにはミジンコがいい!という情報を入手しました。
なるほどなるほど。
ミジンコを餌として与えてみたい!
本記事ではミジンコを育ててメダカに与える試みをしています。
ミジンコ入手方法や育て方に関心をお持ちでしたらぜひ一度よんでみてください。
田んぼの土を入手
どうやら田んぼの乾いた土の中にミジンコの卵が埋まっているらしい。
すこし疑っていましたが、まずは土を入手してみようと思い立ち、近所の田んぼにでかけていきました。
時期は4月末でしたので、農家の人が硬くなった水田の土を耕しています。
お仕事中にもうしわけない気持ちいっぱいでしたが、「ミジンコ育てたいので土ください」とお願いしてみました。
ちょっと怪しまれつつも土を一握り分けてもらうことに成功。
ちょうど室内の水槽をリセットしたので、その水と水草を再利用しつつにカルキ抜きした水を追加して田んぼの土を放り込みます。
かなりの濁り具合。
こんなんでほんとにミジンコは発生するのか?
田んぼの土と水をいれて1〜2週間後・・・
なぜかメダカの稚魚が生まれていました。
リセット水槽の水草にメダカの卵がくっついていたみたいです。
田んぼの土を混ぜているので、水が濁ってドロドロした感じですが、おかまいなく元気に泳いでいます。
エサは入れてないですが、なにか常に食べてる感があり餓死する様子がありません。
そんな中、小さな白い点が動いていることも確認。
参考までに動画とりました。
おわかりいただけただろうか?
画面上部の白い点2つがメダカ稚魚の目。
画面中央から下付近のぴょんぴょん動き回る白い点。
おそらくミジンコ。
もう少しクリアな映像が撮れたので追加します。
どうやら田んぼの土からミジンコの再生に成功したようです。
これ増やしまくればメダカのエサ代もかからなくなるのでは!?
参考までにミジンコ発生の材料リスト
今回ミジンコ発生の材料リスト
ポイント
- 田んぼの土 一握り
- カルキ抜きした水 5L程度
- 廃棄リセット予定の水槽の水、ソイル、水草 5L程度
- 発泡スチロールの容器
この材料を混ぜ日当たりの良さそうな場所に放置しただけとなります。
分量も書いていますが、多分それぐらいという程度。
ミジンコの卵を手にいれたいけど、お近くに田んぼがないといった方にはこんなものがあります。
ホームセンターなどではミジンコも卵もなかなか売ってないのですが、通販ならすぐに手に入るので便利ですね。
あとミジンコをすくう為の目の細かい網も必要。
作ったグリーンウォーターでもミジンコを増やしてみる
何かの原因でミジンコが全滅するかもしれないので、別容器にもミジンコを分けて育ててみます。
別のバケツにグリーンウォーターを作って中に数匹のミジンコも投入。
ミジンコを増やしつつ、エサとして間引きしつつ、グリーンウォーターも維持することも試してみます。
ちなみにグリーンウォーターの簡単な作り方はこちらに→【3日で出来ます】簡単なメダカ水槽のグリーンウォーターの作り方
さらに1週間後のミジンコ畑から収穫
田んぼの土を入れた水槽のミジンコとグリーンウォーターに入れたミジンコ。
結局放置しておくだけで、どちらからもかなり大量に発生しました。
網の中のピンク色っぽいのがミジンコです。
このミジンコ畑にはまだまだたくさんミジンコが発生しています。
ミジンコをさっそく水槽の中のメダカたちに与えてみます。
屋外の水槽のメダカ達に与えるとこんな感じになりました。
屋内水槽のメダカにも。
粉末のエサよりも食いつきがいい!
普段とは違うエサで喜んでいる気がする。
おわりに
ミジンコを追いかけて食べるメダカに本来の野生の姿をみた気がします。
これは粉末のエサではけっして見ることはできません。
ぜひ一度ミジンコを与えてみてください。
ちょっと感動しますよ。
このままミジンコを培養しつつ、この田んぼの土をつかったミジンコ畑水槽でメダカ稚魚も育ててみようと思います。
グリーンウォーターと粉末エサ飼育より早く成魚に育つかも!といった期待を持ちつつ観察して報告していきます。
その後の田んぼの土水槽とメダカ稚魚の様子はこちら
→田んぼの土入り水槽ならメダカ稚魚も勝手に育つ!?試してみた
引き続きメダカ稚魚育成のご参考になれば幸いです。
以上、「田んぼの土からミジンコを採取 メダカに生きたエサをあげたい!」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
では。