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メダカ飼育、難しいですよね。
メダカは「病気にも強く、飼育しやすい、アクアリウム初心者向け」という記述を目にしたことがありますが、実際飼育してみるとかなり苦戦します。
メダカの飼育をはじめてから1年半で全滅を数回経験しました。
今回はメダカを何度も全滅させてしまった経験から気付いた、産卵するようになるまでのメダカ飼育のコツを説明します。
どうしてもメダカが死んでしまう、うまく飼育できない時のご参考になればと思います。
メダカを産卵させるまで育てる3つのこと
♂♀メダカが健康で元気であること。
当たり前に見えますが、これが難しい。
そのメダカ達を産卵まで飼育できるコツは、こんな3点です。
- 水槽は日光の当たる場所に設置
- メダカの病気にはすぐに対応
- 水質の管理
順番に説明していきます。
日光があたる場所で飼育

メダカには日光のあたる場所で飼育するのがよいです。
メダカの病気がかなり減るかと思います。
ただし日光は必要だけど、水温の上昇にも注意。
メダカの限界水温は38度となっています。
私は午前中のみ日光が差し込む東側の出窓に水槽を設置しています。
一時的でも日光のあたる場所で飼育すると吉です。
日中ずっと日光が当たる場所しか設置できないということであれば、レースのカーテンを引くなどの工夫が必要です。
ちなみに、日の当たる場所に水槽を置くとめちゃめちゃ藻が増えます。
対策としてヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビをいれるがオススメです。
エビや貝などのタンクメイトを入れた方が、水槽がにぎやかで藻などの発生も抑えられるのでいいですよ。
メダカの病気にはすぐ対応
メダカの病気には注意が必要です。
いくら日光があたるよい環境でもメダカが病気になることがあります。
水質の悪化、ストレスなどの原因があります。
普段からメダカの変化を観察していると病気に早い段階で気付くことができるようになります。
メダカが病気で全滅した例

ハリ病かおぐされ病になっていました。
どちらも原因はカラムナス菌という菌に感染することです。
そもそも病気であるという認識がありませんでした。
ある日、一匹のメダカが尾をたたんでいることに気がつきます。
「なんだろう?」と思いつつ放置してしまいます。
尾がだんだん細くなり、エサを食べなくなり体も細く弱っていきます。
末期は泳ぎ方がおかしくなり☆になります。
そして、これは他のメダカにうつります。
一匹が☆になった数日後、他のメダカが発症します。
このような連鎖で全滅です。
よくあるメダカの病気は事前にググっておく
よくあるメダカの病気の例:水カビ病、ハリ病、尾ぐされ病、白点病
事前にググって知っておくと、すぐに対応できるようになります。
普段の様子からメダカの見た目や動きがおかしいと感じたら、すぐに病気を疑います。
- メダカが尾びれをたたんで先が細くなっていたりするとハリ病を疑う
- メダカの体に白点ができたら白点病を疑う
- メダカに白いモヤのようなものがかかっていたら水カビ病を疑う
「様子はおかしいけどわからないので放置」とやってしまうと大切な水槽が大変なことになってしまうので、少しだけでも調べておくのが良いです。
メダカが病気になった時の対応

すぐに隔離します。
病気のように見えたらすぐ隔離して治療です。
他のメダカにうつさないことが重要です。
そのため隔離用に別容器を準備しておくことをオススメします。
水槽の水替えも行いましょう。
治療には塩浴か薬浴
治療に塩浴はよいとされています。
やり方は0.3%ぐらいの濃度(1Lのカルキ抜き水に3gの塩)の塩水に病気のメダカを入れ数日様子見します。
状況を見つつ、治らないようであれば水替え時に0.5%まで濃度を上げていきます。
塩浴では効果が無いこともあるので薬浴用の薬は入手しておいた方がよいです。
小さいボトルは買っておいて損はありません。
最近は入手困難な状況が続いていますので、入手できる時に入手しておくと良いかと思います。
水質の管理
メダカを飼育する上では水質の管理がとても重要になります。
水質が悪くなるとメダカがすぐ病気になります。
水質管理の判断目安
メダカを増やす、タンクメイトを増やす、水槽をリセットするなどで水質が急変することがあります。
水質チェックしたいところですが、道具がないといい環境なのか悪い環境なのか判断できません。
そのため水質チェックの試験紙は絶対に準備しておいた方がいいです。
透明な水でもメダカにとって良い水なのか悪い水なのか目で見て判断できます。
どうしても道具に頼らないというのであれば、臭いで判断します。
経験上では水槽が生臭いと感じるときは、水質が悪化している可能性高いです。
そのままにしておくとメダカが病気になると思います。
すぐに水替えしましょう。
水替えするときは必ずカルキ抜きしてください。
水道水はメダカに有害な物が入っています。
バケツに水を入れ日の当たる場所で1日程度置いておくか、カルキ抜き薬剤で有害な物を取り除きましょう。
水替えの頻度
水替えは1週間から2週間に一回です。
エサやりは粉末で30秒で食べきれる量を1日2回から3回。
冬は食べが悪くなるので量を減らします。
水質をしっかり管理できていれば、多少エサやり回数を増やしても大丈夫です。
フィルターの管理
フィルターの管理は3か月から半年に一度の掃除くらいです。
日光のある場所に設置するとフィルター内にめちゃくちゃ藻が増えます。
もっとも藻がフィルター内に増えても水質が悪くなることはありません。
ちなみにGEXの水槽を買うとついてくるスリムフィルターを利用していますが、流動フィルターに改造しています。
スホリンさんのYouTube動画を参考にして改造しました。
この改造の目的は定期的に交換が必要なフィルター代を節約できないか試みた結果です。
交換フィルターは不要になり水質も安定してます。
ただし、掃除などのメンテナンスに少しだけ手がかかるので最初は交換フィルターを使った方がいいとおもいます。
追記:流動フィルターからさらに改造したスリムフィルターの記事をこちらにまとめました→GEXスリムフィルターSの改造 ろ材パックの交換が不要に!
最重要ポイント:バクテリア剤は惜しまない
水替えやフィルターの掃除をするとバクテリアも減るので急に水質が悪化しやすいです。
掃除と水替えをしたらバクテリア剤を必ずいれましょう。
足し水をしてもバクテリアを入れます。
バクテリアはメダカの糞尿からでる有害なアンモニアを分解してくれます。
分解されたアンモニアはまだ毒素がありますが、それは水草の栄養にもなります。
水草が育てば、さらに水を浄化してくれるといった流れです。
バクテリアが少なくアンモニアの分解が間に合わないと水質が悪化してメダカが病気になりやすくなります。
バクテリア剤は惜しみなく使うようにしましょう。
お徳用のPSBがコストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。
まとめ
今回、私がメダカを産卵するまで育てるために実践してきたことをまとめてみました。
今回上げたメダカを健康に育てる3点をぜひ注意してみてください。
・水質の管理とくにバクテリアは忘れずに入れる事
・メダカの病気にはすぐに対応
・水槽は日光の当たる場所に設置
メダカが住みやすい環境を作ってやれば春から夏に産卵します。
メダカが産卵まで飼育するために必要な道具についてもまとめています。
手持ちの道具だけで不安かも・・・とおもったら一度確認してみてください。→【飼育セット一式では足りない】 メダカ室内飼育で産卵まで育てる必須道具11選