
メダカの飼育が流行っていますね。
水槽内で同じ向きに群れで泳いでいるのを見るとほんとに癒されます。
でも見慣れてくるとメダカだけの水槽はなんか寂しい・・・。あと心なしか水槽が緑色っぽくなっている・・・。
そんな時はメダカとケンカせず仲良く共同生活するエビを入れるとよいかと思います。
ホームセンターのペット売り場とかでしたらミナミ1匹80円、ヤマト150円ぐらいでしょうか。
でも自分で採取したら当然無料です。
ミナミヌマエビは近所にある結構きたない川でも大量に生息しているので、その気になればすぐにゲットできます。
環境に合わせた保護色なのか、いろいろな色のエビが取れます。
レアな赤い色なんかいたら最高ですよ。
本記事ではミナミヌマエビの採取の仕方、飼い方をご説明します。
ミナミヌマエビは川のどこを探せばよいのか
川や水路で水の流れに沿って藻や水草が繁殖しているところを探しましょう。
生活用水の流れるような汚い河川でも問題なく採取できると思います。
あまりきれいに見えない黒緑の水草がミナミヌマエビの生息地です。

どうやって採取すればよい?
バケツとタモや虫取り網、なければ長い棒があればOKです。
川の水草はアナカリスやマツモだったりします。
その水草ごとガサガサしてバケツに放り込みましょう。
ミナミヌマエビはその水草にへばりついています。

捕まえた後の処理
水草ごとバケツに入れて持って帰りましょう。
注意点は、帰ってからミナミヌマエビと水草をそのままメダカ水槽に入れてしまうと、農薬やプラナリア、貝、虫の卵なども一緒に入る可能性があります。
その為、一週間程度の時間をかけて洗っていきます。
具体的には水道水でよいのでバケツの水を毎日入れ替えます。
野生のミナミヌマエビは水質の変化に強く、水道水をカルキ抜きもせず使用しても問題はないようです。
毎日バケツの水を抜いては水道水をドバドバ入れてました。
エビは特に問題もなく今も生きてます。
ただ地域によっては水道水のカルキの量や水質が違うようですので自己責任となります。
水草は川の中ではどす黒い色をしていますが、頻繁に水替えして日光をよく当てるとキレイな緑色になります。
毎日一本一本水道水で付着した生物やよくわからない卵もこすり落としながら洗い流していきます。

クリーニングが終われば、水草もエビも水槽に投入して大丈夫です。
ミナミヌマエビをメダカ水槽で飼育する方法
エビの掃除力
藻やメダカの糞などは、すぐに食べてくれます。
我が家ではミナミヌマエビ8匹、ヤマトヌマエビ1匹、メダカ14匹をGEXの30cm水槽(約13L)で飼っています。
水槽のガラス面についた藻や水中のカビのようにふわふわした糸状の藻なんかはすぐなくなりますよ。
そのうえ、メダカの糞に比べミナミヌマエビの糞は灰色なので、底砂のソイルや砂利の上に落ちていてもあまり目立ちません。
エビの餌
メダカなどと合わせて飼育しているなら、エビの餌はほとんどいりません。
藻やメダカの残り餌、メダカの糞を食べていますのでエビ用に餌を買ってくる必要は無しです。
エビ単独で飼育するならこんなエサもあります。
エビの住処
水槽内で飼うときはマツモやアナカリス、ウィローモスその他の水草の茂み、流木なんかがあると住処になります。
メダカとケンカもせず、たまに思いついたように住処から出てきて水槽内を遊泳してます。
繁殖して過密水槽になる?
ミナミヌマエビはメスが抱卵して稚エビになってから水槽内に放たれます。
なので、ある日大量の稚エビが水槽内に発生していることに気づきます。
でも稚エビをメダカが食べてしまうようで、いつの間にか減ってしまいます。
メダカと一緒に飼っていれば水槽内の生体が極端に増えすぎることはなさそうです。
また、メダカの産卵時期の一時期にミナミヌマエビを襲って食べることがあるようです。
そんな状況に遭遇したのでこちらもご参照ください。→メダカがミナミヌマエビを食べる!水槽内でミナミヌマエビ捕食事件発生
まとめ
家の近くに川があれば、ガサガサするのオススメです。
簡単にミナミヌマエビが見つかりますし、ついでに水草も無料で手に入ります。
メダカだけでは寂しい水槽もにぎやかになり掃除もしてくれますよ。
そして購入するよりも何倍も愛着のわく水槽になります。
以上「無料の掃除屋 川で捕まえたミナミヌマエビをメダカ水槽へ」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
では、また。
追記:川でガサガサして2年ほど。
8匹だったエビも数えきれないほど繁殖しました。
飼育を続けていると稀に赤いミナミヌマエビが誕生することがあります。
数百匹に1匹ぐらいの割合です。
